生成AIのよくある誤解

筆者の考え / 03

仕事を守るための保護は、要らない

これは事実の説明ではなく、筆者の考えです。

筆者の考え

仕事を守るために、AI の学習や使い方を縛る保護は要らない、と考えています。

更新:2026-10-28(日本時間)

相手の主張

声の仕事をする人の団体(日本俳優連合)は、次のように求めています。

絵の分野でも、「声」を「絵」に置き換えた同じ主張を見かけます。ここでは、こうした主張だけを取り上げます。

AI が人の代わりに表現することに、価値がある

翻訳とプログラミングでは、すでに AI が人の代わりに書くことが広がり、多くの人がその恩恵を受けています。どちらも、言葉や仕組みを表す、表現の仕事です。

だから、「表現」の分野で人間の代わりに AI が表現することは認めない、という主張には賛成しません。作りたいのに作れなかった人が、AI で作れるようになることにも、もう作れる人が、AI を使って作ることにも、価値があると考えるからです。筆者も、プログラミングを AI に任せています。声の仕事をする人も、AI を使って仕事をすればよい、と考えます。依頼や素材が安くなることは、時代の変化だと考えます。

学ぶことに罪はない(筆者の考え01)ので、学習に許可と対価を求める仕組みにも賛成しません。なお、学習ではなく、生成や公開に対価を求めることは否定しません。たとえば、AI サービスが料金を取ることや、公開に有償の商用ライセンスを求めることです。

仕事が減ることは、道具を縛る理由にならない

収入が減る人がいることは、否定しません。それでも、それを理由に道具を縛るべきではない、と考えます。

仕事が減ることを、個人の問題ではなく社会の問題として扱うなら、それは道具を縛ることではなく、社会保障などの場で話すことです。仕事は社会のためにするものです。仕事を守るために社会を縛るのは、本末転倒だと考えます。

関連する説明

事実と根拠は、次の解説にあります。