よくある誤解 / 09
AIを使った表現は人間の創作ではなく、挑戦する価値もない?
結論
AIを使ったという理由だけで、人間の創作的な関与まで否定することはできません。
もう少し詳しく
AIを使ったという理由だけで、人間の創作的な関与まで否定することはできません。 作りたい表現がある場合に試す価値を認めるかどうかは、価値判断です。法律による美的評価とは区別する必要があります。
なぜ一括して否定できないのか
人間が描き直した部分や、創作的に構成した部分を含む制作があります。文化審議会も、人間の創作部分や創作的な加筆・修正を保護の対象として整理しています。ただし、著作権の有無が、そのまま作品の面白さや芸術的な価値を決めるわけではありません。
この説明で言えないこと
全出力に人間の創作性がある、長い指示なら必ず保護される、誰もがAI作品を好きになる、とは言えません。使わない選択や作品への批評も尊重できます。自分が権利を持つ絵をAIで変化させ、そこから自分の表現に描き直すことも、挑戦の一例です。その成果をどう評価するかは、道具の名前だけでは決まりません。
一次資料のどこに書いてある?
- 著作権法:2条1項1・2号。
- 文化審議会法制度小委員会『AIと著作権に関する考え方について』(2024-03-15):本文pp.39–40。人間の創作的寄与に関する公的解釈で、作品の価値を保証する資料ではありません。