よくある誤解 / 10
AIは電力を使うのだから、すべての利用をやめるべき?
結論
電力を使う事実だけから、すべてのAI利用をやめるべきだとは結論できません。
もう少し詳しく
電力を使う事実だけから、すべてのAI利用をやめるべきだとは結論できません。 環境負荷は実在します。その大きさと用途の便益をどう評価するかが、別に必要です。
なぜ数字だけでは全利用停止にならないのか
米国エネルギー省の報告発表は、2023年の米国データセンター全体の電力消費を176TWh、全米電力の4.4%と推計しています。これは「世界のAIだけ」の数字ではありません。また、2028年の325〜580TWhは予測です。対象・地域・年を混ぜると、個別のAI利用の負荷を正しく説明できなくなります。
この説明で言えないこと
AIが無害、どの用途でも省エネ、環境批判はすべて誤り、とは言えません。データセンター全体の数字から、個別画像の消費電力も算出できません。必要な権利を確保した素材の加工など適法な用途でも、処理量や効率を考える余地があります。用途ごとの必要性と負荷を比べ、利用を減らす、効率を上げる、別の手段を選ぶなどの判断をすることは可能です。
一次資料のどこに書いてある?
- 米国エネルギー省『DOE Releases New Report Evaluating Increase in Electricity Demand from Data Centers』(2024-12-20):報告結果の段落(2023年の推計、2028年の予測)と、効率・電力供給・需要柔軟化等への対応。HTMLのため固定の頁番号はありません。